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俳優の松山ケンイチ(22)が映画「デトロイト・メタル・シティ」(李闘士男監督、来夏公開)に主演することが14日、分かった。単行本3巻で100万部を超える同名人気ギャグコミックが原作。田舎から上京した心優しき青年が、なぜか異様なメークを施しデスメタルバンドのカリスマボーカルとして活躍してしまう姿を“カメレオン俳優”松山が演じる。
「デスノート」で個性あふれるL役を好演した松山が、今度は「デスメタル」で“カリスマ悪魔歌手役”に挑戦する。
実写映画化が決まった「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)は05年から白泉社「ヤングアニマル」で連載中の人気コミック。オシャレなポップミュージシャンを目指している青年が、なぜかヘビーメタルよりも激しいデスメタルバンドのボーカル、ヨハネ・クラウザー2世として活躍する羽目になる姿を描くコメディーだ。
単行本3巻で130万部を突破したほか、昨年12月に発売されたランキング誌「このマンガがすごい!」のオトコ版1位を獲得。芸能界でも人気が高く、木村カエラ(23)、長澤まさみ(20)、B’zらがファンを公言している。10社以上の争奪戦を経て、東宝が映画化権を獲得した。
普段はナヨナヨとした童貞の主人公・根岸宗一が額に「殺」と描いた悪魔メークのクラウザーに“変身”すると、曲の中で「殺害せよ」「レイプ」など危ない言葉を連発するギャップが見どころ。東宝の川村元気プロデューサーは「2役の正反対のキャラクターを演じきれるのは松山さんしかいない」とすぐに白羽の矢をたてた。
オファー前に原作を読んでいた松山も「公然わいせつカットにあこがれを持ち、1秒間に○○○を11回言い放つクラウザーさんに震えてしまいました」とやる気十分。来年2月のクランクインに向け、今月初旬からギターの練習を始めている。松山は「NANA」でベーシストを、「神童」でピアニストを演じている。
映画ではデスメタルの帝王、ジャック・イル・ダークとの対決までを描く。他キャストは未定だが、有名ミュージシャンが実名でゲスト出演するプランもあるという。
(2007年11月15日06時00分 スポーツ報知)