【ワシントン=小竹洋之】米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は14日、ワシントン市内で講演し、金融政策の透明性を高めるための追加措置を実施すると発表した。物価安定の数値目標を明示する「インフレ目標」の導入を見送り、その代替措置として3年先までの経済見通しを年4回公表する。市場がFRBの政策意図を理解しやすいようにする。
FRBは経済成長率、物価上昇率、失業率の見通しを2月と7月に公表している。その回数を年2回から年4回に増やすとともに、予測の対象期間を2年間から3年間に拡大する。今月20日から実施する。
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