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取り調べDVDで検察調書を却下 「自白の任意性に疑い」と大阪地裁

2007.11.15 01:26

 隣人をナイフで刺したとして、殺人未遂罪に問われた無職、蓮井一馬被告(88)の第4回公判が14日、大阪地裁(西田眞基裁判長)で開かれ、西田裁判長は、取り調べを撮影したDVDを根拠に「自白の任意性に疑いがある」として、蓮井被告が殺意を認めたとする供述調書の証拠採用を却下した。

 調書の任意性を立証するために検察側が用意したDVDによって、逆に任意性が崩れたことになる。DVDの撮影内容を理由に検察側証拠が却下されたのは全国初。

 DVDは検察側と弁護側の双方の申請で証拠採用され、今月7日の公判で大阪地裁では初めて法廷で上映された。約35分間にわたり、検察官が調書を読み聞かせる形で、供述を変遷させる蓮井被告に殺意を何度も問い、被告が「えーえー」などと返事する場面が撮影されていた。

 西田裁判長は「DVDの中では、被告が『殺そうとは思わんけど』と述べたが、(検察官は)ただそうともしなかった」と強調し、「捜査段階で被告が『殺してやろう』と自ら言ったことはない」とした。さらに被告が高齢の上、難聴で著しく理解力が劣っていることを指摘。「質問が早口で、殺意があったように被告を誤導した」として調書の任意性を否定した。

 取り調べの録画・録音は東京や大阪など主要な地検で昨年7月から試行されており、東京地裁ではこれまで2件を証拠採用、上映している。

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