再送:UPDATE1: 米ドルとのペッグ制、ドル安進行で岐路に=UAE中銀総裁

2007年 11月 13日 16:15 JST
 

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 [東京 13日 ロイター] 来日中のアラブ首長国連邦(UAE)中央銀行のスウェイディ総裁は13日、当地で講演し、米ドルと同国の通貨ディルハムのペッグ制について、これまでは順調に機能してきたが、現在はドル安進行で岐路に立たされているとの見解を示した。

 総裁は「ドル安進行と米経済軟化の可能性を背景に、われわれは岐路に立たされている」と語った。

 ただ、UAEは一方的にペッグ制を解消する計画はなく、解消する場合は「適切な時期に」湾岸協力会議で決定されるべきだとした。

 総裁はドルとのペッグ制がUAEの観光業を支え、製造業にも貢献してきたと指摘。詳細は語らなかった。

 UAEは、ドル安や米金融政策緩和、原油高やインフレ上昇にもかかわらず、これまで為替政策変更の可能性を否定してきた。

 ドルとのペッグ制を採っているペルシャ湾岸諸国は、米金利変更の動きに追随しやすく、インフレ対抗能力を制限されている。

 

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