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筑前・中2自殺、福岡法務局開示のいじめ報告書は黒塗り


「法務局は積極的に情報公開をしてほしい」と訴える森順二さん(左)と美加さん(13日午後5時13分、福岡市で)=前田剛撮影

 昨年10月、福岡県筑前町の三輪中2年森啓祐君(当時13歳)がいじめを苦に自殺した問題で、福岡法務局は13日、森君の両親に対し、行政機関個人情報保護法に基づいて、人権侵害事件として調査した記録を部分開示した。

 開示されたのは、A4判約440枚の文書。新聞や雑誌の切り抜きと遺族に関する調査報告書などは全文開示されたが、学校関係者の聴取報告書はほとんどが黒塗りにされていた。同法務局は「開示することで資料収集がしにくくなったり、調査が円滑に行われなくなったりする恐れがある」と説明している。

 父の順二さん(41)は「これでは何も分からない」と憤り、母の美加さん(37)は「結果を公開し、いじめ自殺の予防につなげてこそ調査を行う意味があるはず」と反発。不開示部分について処分の取り消しを求め、不服申し立てか、国を相手取っての訴訟を起こす方針。

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