福岡県筑前町の男子中学生が、いじめを苦に自殺した問題できょう、福岡法務局は遺族に調査内容を開示しましたが、ほとんどが黒塗りでした。

福岡県筑前町で、いじめを苦に自殺した森啓祐さんの両親はきょう午後3時、福岡法務局を訪れ441枚の書類を受け取りました。

これは、今年9月に両親が提出した調査内容の開示請求に対して、福岡法務局が一部を開示したものです。

このあと会見した両親は、受け取った書類のうち、新聞記事の写しなどをのぞくほとんどが黒塗りだったことを明らかにしました。

両親は、開示を求めて裁判を起こすことも検討しており、遺族の知る権利が尊重されるよう訴えていきたいとしています。