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晩節汚すかつてのコミュニスト 渡辺恒雄氏

独裁者の焦りか

安住るり(2007-11-09 17:30)
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◆晩節を汚す かつての コミュニスト (しちご調)

 知る人ぞ知る「日本政財界の大黒幕」だった、読売新聞の独裁者とも言われる「渡辺恒雄・主筆」が、ついに、ナイーブな一般国民にも、その正体というか「実力」のほどを知られるところとなりました。

 民主党にダメージを与えたと言われている、このたびの「大連立構想」騒動の仕掛け人は、実はこの「ナベツネ」さんだったというわけです。

 悪役イメージが強かった「小沢一郎」さんなんか足元にも及ばない「大悪人」じゃないか、と全国的にくまなく知られるところとなりました。

 民主党のダメージよりも、読売新聞と自民党のダメージのほうが、じわじわと効いてくるかもしれません。

 日経新聞の2006年12月に1カ月間連載された「私の履歴書」によると、渡辺恒雄さんは、大正15年(1926年)5月30日生まれ。日本の敗戦直前の4月に、東京大学文学部哲学科に入学し、その後召集で7月に陸軍に入隊、敗戦後10月に復学しました。カントとニーチェを愛した哲学的な共産主義者で、東大細胞でした。しかし、党に論争を提起した結果、昭和22年(1947年)に、除名されました。

 先月、『週刊文春』(10月4日号)が、「安倍晋三の祖父の岸信介はCIAのエージェントだった」という内容の暴露(?)記事を書きました。

■ いまさらな CIAと 岸信介 (しちご調)

と、私は書きました。これも、知る人ぞ知ることだったからです。こんなことを、長年の保守メディアの『週刊文春』がわざわざ書くということは、それこそ、「CIAの指示」によるものと見られても仕方ないでしょう。

 このでんで言うなら、「読売新聞はCIAとGHQの宣伝機関だった」と書かねばなりません。60年果たしてきたその役割が、もう「御用済み」だと、CIAは考えているのかもしれません。

 新聞の実売部数は激減しているし、テレビの巨人戦の視聴率は低迷しているし、長年支えてきた自民党が、参院選で大敗した。「独裁者の焦り」が、このたびの強引な謀略劇の原因かもしれません。

■ 大連立 狐と狸の 大芝居
■ 大連立 不発で ナベの底が抜け
■ ハラキリの 返り血浴びる 自民党

◆おいぼれに 操られてる 自民党

(筆者注:◆が新作のしちご調で、■が、すでに掲載されたものです)
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