コナミ杯:最大の収穫は「対日コンプレックス」の払拭
8日の中日とのコナミカップ予選で先発勝利を飾ったSKワイバーンズの左腕ルーキー金広鉉(キム・グァンヒョン)は「中日の打者らは韓国の打者らと変わらない」と語った。
またSKの李晋暎(イ・ジンヨン)外野手も、11日の決勝戦(5-6逆転負け)後、「韓国戦に先発した中田、山井クラスの投手は韓国にもいる。韓国の投手らとほとんど差がない」と話した。
SKの金星根(キム・ソングン)監督は、1991年の韓日スーパーゲームを振り返り、「16年が過ぎてようやく肩を並べる水準になった。ここに来る前、チーム同士の対戦は劣勢だと見ていたが、実際試合をしたら自信が沸いてきた」と述べた後、「1勝1敗だからもう1度試合をしたい。力の差で負けたとは思っていない」と自信を示した。
金宰炫(キム・ジェヒョン)は「プロに入団した94年に沖縄キャンプで中日と親善試合をした時は、中日のほうが一枚上だと思ったが、ここに来て実際に対戦してみると変わらなかった。勝てると思えるようになった」と話した。
11日、会見場に現れた金星根監督の顔はやや紅潮していた。金宰炫や李晋暎は質問するのが申し訳ないほど表情や発言が固かった。勝てるチーム負けたため、選手らが憤りを感じていたようにも見えた。SKの関係者は「試合に負けた後、選手らはかなり激怒していた。怒りを抑えきれず、球場内の物を壊してしまった選手もいた。特に台湾球審のいくつかのストライクの判定を残念がった」と伝えた。
つまり、コナミカップ・アジアシリーズは、韓国が日本戦敗北を当たり前のように思ったり、日本よりも格下だと認めたりする必要のないことが確認できた場だった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以降、足踏みしていた韓国野球の力がコナミカップを通じて復活したわけだ。コナミカップでのSKの大躍進は、12月初めに北京五輪アジア予選に臨む韓国代表の大きな支えになるに違いない。
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