家政婦として働いていた女性宅から金の延べ板を盗んだとして、奈良県警奈良西署は10日、福岡県行橋市北泉、無職藤本チエ子容疑者(64)と、内縁の夫で無職水本信男容疑者(56)を窃盗の疑いで逮捕した。
調べによると、両容疑者は4月18日から6月18日にかけ、奈良市内の女性(82)方から、金の延べ板15枚(計15キロ、4100万円相当)を盗んだ疑い。藤本容疑者は今年1月〜6月まで、人材派遣会社から家政婦として女性宅に派遣されていた。大阪市内に住む女性の長女(58)が、延べ板がなくなっているのに気づき、同署に届け出ていた。
2人は延べ板を換金し、奈良県大和高田市内の新築住宅を購入したものの、7月に売却した。その後、福岡県内の知人宅に住んでいた。藤本容疑者は「自分1人で盗んだ」と供述、水本容疑者は容疑を否認している。
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