滋賀県高島市今津町酒波など4地区で組織する「アーク・エンジェルズの進出反対期成同盟」(大森六己会長)の区代表ら約20人が10日、大阪市の動物愛護団体「アーク・エンジェルズ」(林俊彦代表)が同市今津町酒波に整備した犬舎施設を初めて視察した。
住民らは林代表の案内で敷地が約2000平方メートルある施設内の給排水などを見て回った。最も不安視する犬の尿などを犬舎内の側溝から汚水管を通じて、浸透型マスに集め地下浸透させる方法などを見た。
視察を終えた大森会長は「使う薬品も微量などと説明を受けたが住民は納得しないのでは。地下浸透に経費があまり掛からない方法で対策を」と話していた。
一方、6日の話し合いで住民から再質問された項目に林代表は7日付で回答書を出し、薬のデータなども添えた。回答では、動物取扱責任者や獣医の常駐はない▽特定非営利法人の申請は時期がくればするつもりだが、現在は犬たちを救うことを優先している−などと答えている。
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