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自殺:“飛び降り”が直撃、歩いていた男性重体--東京・池袋駅前

 6日午後1時ごろ、東京都豊島区南池袋1のデパート「池袋パルコ」(8階建て)前の路上で「若い男女が血を流して倒れている」と通行人から110番があった。2人は病院に運ばれたが、女性は全身を強く打って約1時間後に死亡、男性は顔面を複雑骨折して意識不明の重体。パルコの屋上に女性のスニーカーや上着が置いてあったことから、警視庁池袋署は女性が屋上から飛び降り自殺を図り、下を歩いていた男性を直撃したとみて調べている。

 池袋署の調べでは死亡したのは都内の無職女性(25)で、02年ごろから統合失調症で精神科に通院していたという。重体になっている男性は千葉県松戸市の会社員(38)。

 パルコの屋上は立ち入ることができないが、ビデオカメラには女性が1人で屋上を歩いている姿が映っていた。非常出口の鍵を女性が自分で開けたらしい。現場はJR池袋駅東口のロータリー前の歩道。【古関俊樹】

毎日新聞 2007年11月7日 東京朝刊

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