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【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (2/4ページ)
このニュースのトピックス:沖縄集団自決
被「『明日は米軍の上陸だから民間人を生かしておくわけにはいかない。万が一のときはこれを使って死になさい』と軍人から手榴弾を渡されたという女性の手記は知っているか」
梅沢さん「言うはずがないと思う」
被「別の女性は『昭和20年3月25日の夜、忠魂碑の前で日本兵に、米軍に捕まる前にこれで死になさい、と言われて手榴弾を渡された』と証言しているが」
梅沢さん「そういうことは知らないし、ありえないと思う」
被「手榴弾は重要な武器だから、梅沢さんの許可なく島民に渡ることはありえないのでは」
梅沢さん「ありえない」
被「日本兵が『米軍に捕まるよりも、舌をかんででも前に潔く死になさい』などと島民に言っていたのを知っているか」
梅沢さん「知らない」
被「部下がそういうことを言っていたのを知らないか」
梅沢さん「知らない」
被「原告側準備書面の中で『多くの住民は忠魂碑の前に集合する命令を、軍からの命令と受け取ったと考えられる』と書いてあるが、これは認めるか」
梅沢さん「ニュアンスが違う。イエスかノーかで答えられるものではない」
被「準備書面の記述と同じ考えかと聞いている」
梅沢さん「同じだ」
被「昭和63年12月22日に沖縄タイムス社の常務と話をした際に『もうタイムスとの間でわだかまりはない』と言ったか」
梅沢さん「言った」
被「覚書を交わそうとしたとき、『そんなもん心配せんでもいい。私は侍だから判をつかんでもいい』と言ったか」
梅沢さん「言った」