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【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(軍令)出していない。兵も配置してない」 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:沖縄集団自決
《休憩後、審理を再開。被告側代理人による質問が始まる》
被告側代理人(以下「被」)「戦陣訓として『生きて虜囚の辱めを受けず』という言葉があるが、こういう教えが座間味の島民に浸透していたのは知っていたか」
梅沢さん「島の長が島民に教育していたと思う」
被「島民に浸透していただろうということは、分かっていたか」
梅沢さん「それくらいは浸透していたと思う」
被「鬼畜である米英に捕まると女は強姦、男は八つ裂きにされるので玉砕すべきだ、ということも浸透していたと知っていたか」
梅沢さん「そういうことは、新聞や雑誌が言っていたことだ」
被「物資の運搬などに対する島民への指示は誰がしたのか」
梅沢さん「基地隊長がやっていた。炊事の手伝いとか、食料の世話とか」
被「元々の指示は梅沢さんから出されたのか」
梅沢さん「私から基地隊長にお願いした」
被「軍の装備について。軍にとって手榴(しゅりゅう)弾は重要な武器か」
梅沢さん「はい」
被「女子青年団長が軍曹から『万一のときは日本女性として立派な死に方を』と言われて手榴弾を渡されたことは知っているか」
梅沢さん「はい。団長から聞いた」
被「(座間味村史を示し)『民間人だし足手まといになる』『万一の時は自決を』と言われて手榴弾を渡された、と書いている女性のことは知っているか」
梅沢さん「知らない人だ」
被「こんなことがあった、というのは知っているか」
梅沢さん「こんなことはありえない」