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【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん「とんでもないこと言うな」と拒絶 (4/4ページ)
このニュースのトピックス:沖縄集団自決
原「どんな話をしたのか」
梅沢さん「『厚生労働省に(援護の)申請をしたら、法律がない、と2回断られた。3回目のときに、軍の命令ということで申請したら許可されるかもしれないといわれ、村に帰って申請した』と話していた」
原「軍の命令だということに対し、島民の反対はなかったのか」
梅沢さん「当時の部隊は非常に島民と親密だったので、(村の)長老は『気の毒だ』と反対した」
原「その反対を押し切ったのは誰か」
梅沢さん「復員兵が『そんなこと言ったって大変なことになっているんだ』といって、押し切った」
原「訴訟を起こすまでにずいぶん時間がかかったが、その理由は」
梅沢さん「資力がなかったから」
原「裁判で訴えたいことは」
梅沢さん「自決命令なんか絶対に出していないということだ」
原「大勢の島民が亡くなったことについて、どう思うか」
梅沢さん「気の毒だとは思うが、『死んだらいけない』と私は厳しく止めていた。責任はない」
原「長年、自決命令を出したといわれてきたことについて、どう思うか」
梅沢さん「非常に悔しい思いで、長年きた」
《原告側代理人による質問は、約40分でひとまず終了。被告側代理人の質問に移る前に、5分ほど休憩がとられた》