おしゃべりなマダム

私のブログを読んだ友人、知人からメールを貰う。

なぜ、離婚せずいたのか？、仕事もあり収入も困る事はなかったろうにと。

お一人づづお返事を書くのも何なので、こっこに！告白させていただきます！

一言で言うと、良い父親だからです。
旦那の価値から見ると０点、父親の価値だと１００点。
私も女であるよりも母親を選んだ事になるのかなあ・・。

長女も次女も誕生する時に、旦那様が付き添いました。
私はスポーツ選手にありがちな、筋肉が強すぎて？硬すぎて？産道が開き難く超難産だった。
その時に、ラマーズ法の呼吸をする余裕も無いくらいでしたが、旦那様は私の手を取り、必死に自分が

「ヒッ、ヒッ、フーッ」と一昼夜やっておりました・・。
看護士さん方の話題にもなりましたが。

次女の時にも同じでした。
長女は私がいない寂しさから大変だったらしいのですが、旦那様は長女の為に、あれこれと世話をしてくれたようです。

私がスポ根の躾けならば、旦那様はひたすら見守る子育てで、足して２で割る良い子育てだったと思います。

先日テレビ番組で、おしゃぶりが止められない子供のシーンがあり、私が「どうして止めさせないのか？」と言ったら旦那様は

「○○ちゃん(長女)はうさぎのぬいぐるみの耳を噛んでいたし、○○ちゃん(次女)はタオルの端っこが手放せなかった」と言ったのです。

えーーーーっ？そんな事があったか？
私はまるで記憶にない・・。子育て日誌を書いて、「私のあかちゃん」という雑誌も旦那様は買っていた。
娘達が箸の持ち方、靴の脱ぎ方など乱雑にな時に、私は口よりも手が先に出たが旦那様は

「何故、こんな可愛い子小さい子を叩くんだ、注意したらわかるよ」と言っておりましたが。
そんな娘達も年頃になり、父親が怖くないせいか、甘くみる傾向がありました。

信用と心配は別だ。娘達を信用はしているが、親として心配する気持ちに対しての配慮に、娘達は欠けている。
連絡が無かった時、取れないときに、口やかましく言う私の感情は娘達もわかりやすいだろう。
でも、娘達を信用して見守り続けるだけの父親に対して、娘達の若さ故か、舐めてかかっているのが見えた。

２０歳も過ぎて、親の援助でやりたい事をさせて貰っているにも関らず、何も言わずに見守る人の気持ちもわからないのか？折に触れ、優しさに救われて安心して生きて来れたのは誰のお蔭だ？
無言の優しさに胡坐をかくだけかいて、無神経な娘でもなお、愛してくれる父親に対して何も思わないのか？

と私の雷が、お玉や胡椒ビンとなって娘に降りかかりました。

その夜、旦那様が機嫌良く御帰還なさいましたが、娘からの熱烈ラブコールメールを見せてくれました。
内容は、ごめんなさいと感謝に溢れる、世渡り上手な次女からの文面が並んでおりました。

とまあ、こんな関係の父親を、私の宝物の娘達から取り上げる事もなかろうと、今に至っております。

そうそう、時々旦那様は警察から依頼を受けて、犯人検挙の協力をしますが、昨日も無事に検挙できた御礼に菓子箱を頂いてきました。
意外な特技を持っている事も、魅力かなあ・・・。