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【社会】

鉄筋入れる穴の数が不足 清水建設が是正計画書

2007年11月7日 17時34分

 千葉県市川市で清水建設などが建設中の超高層マンションで鉄筋が不足していた問題で、鉄筋を差し込む鉄板に穴を開ける際に使うテンプレートと呼ばれる道具の穴が、必要な数より少なかったことが7日、市川市の調査で分かった。

 清水建設は、柱を削り鉄筋を増やして改修することで2009年1月までの工期内に完成させるとする是正計画書を市に提出した。市は穴の数が少ないテンプレートが使われた経緯や是正計画書が妥当かを調査する。

 市によると、設計上は1本の柱に22本の鉄筋が必要だが、テンプレートの穴は20しかなかった。鉄筋は、テンプレートを元にして鉄板に穴を開けて差し込む仕組み。穴の数通りの鉄筋が入っていたため、施工段階で不足に気付かなかったとみられる。

 問題は10月11日、「住宅性能表示制度」の検査で発覚。25階から30階の柱計64本で、鉄筋がそれぞれ20本ずつしかなかった。

(共同)
 

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