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キム・キミンとの試合が決まった立川は会見でファイティングポーズを見せた [写真を拡大]
K―1ワールドGP決勝大会(12月8日・横浜アリーナ)の追加対戦カードが8日、都内会見で発表された。元ロッテの4番打者・立川隆史(32)が、プロ2戦目で韓国の元剣道家、キム・キミン(32)と激突。もちろんバットや竹刀の使用は御法度だが、野球VS剣道の“異種格闘技戦”に向け、立川は小手先の技術ではない体当たりの真っ向勝負での勝利を誓った。
ワールドGP決勝大会の大舞台に抜てきされた立川が「選ばれたからには勝つ」と気勢を上げた。本戦開始前のオープニングファイトで、プロ2戦目に挑む。2月のトライアウトに合格して球界からは初めてK―1に転向した立川は、8月のプロデビュー戦では、中国の武術家からダウンを奪う判定勝ちで、試練の一番を突破した。
立川のプロ2戦目の相手、キミンは今回がK―1デビューとなる。立川とは体格がほぼ同じ。経歴は「韓国剣道2位」と発表されただけで実力は不明だ。剣道特有の踏み込みの速さを生かした攻撃も予想されるが、立川は小手先の技術にこだわらず、メ~ンと真っ向勝負でいく決意だ。最近では桜庭和志(38)から直接指導も受け、基本技のレベルアップも実感。「きれいなパンチ、キックじゃない、相手に向かっていく泥臭い試合を見せたい」と意気込んだ。
7日には新たな格闘家発掘のため谷川貞治イベント・プロデューサー(45)とともにプロ野球の12球団合同トライアウトに顔を出した。「K―1が野球を断念した人たちの受け皿になれば。そのためにも立川選手には“道”を作ってほしい」と谷川EP。ロッテ時代の大応援団も駆けつける見込みで、立川も気合満点だ。「勝って、大みそかのDynamite!に出られるようアピールしたい」と意欲を見せた。
(2007年11月9日06時00分 スポーツ報知)