きゅうけつき　みゆ

作品あらすじ

暗く、冷たく、時間もない混沌とした闇の世界-。そこから、自由と破壊を求めて人間界にやって来る恐るべき、 "はぐれ神魔"たち。
 
彼らを呼び寄せるのは、人間の乱れた心なのだ。
はぐれ神魔を闇に帰すため、永遠の時をさすらう美夕の美しくも哀しい物語…。　　＜作者紹介ページより＞

登場キャラクター

美夕

人間世界に入り込んでいる神魔（はぐれ神魔）を見つけ出し、再び闇の世界に戻す役を負ったヴァンパイアの少女。

ラヴァ

美夕の従者。

瀬一三子

霊媒師。普通の人間だが退魔の術を扱える。

ＯＶＡはコミック、ＴＶシリーズ、小説の原設定とも言える作品ですが、深い世界観を１話３０分計４話に収めたせいか、正直ちょっと分かりにくいです。他の作品ともニュアンスがかなり違います。

何より特徴的なのが、美夕は善でも悪でも無い、ととれるところです。悪に見えて善だったとかその逆のような杓子定規な枠では無く、自分の役割に忠実であること以外のキャラ的な善悪を超越しています。
さらに日本人＝ヴァンパイアも実は少ない。日本には吸血鬼伝説がありませんから、かなり描きにくいのだと思います。それなのに、京都を舞台に”和”で描かれているのも興味深いところです。

キャラ紹介をまともに書いてしまうと即ネタバレになる要素が多く、簡単にしてみました。ＯＶＡを美夕シリーズの最初に見る事にこだわる必要は無いと思います。他の作品を見た後に改めて”鑑賞”するのも良いかと思います。

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