2007年3月7日(水) |
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臨時校長会議 |
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「順法意識を」非常事態宣言 帯広市内の小学校教諭工藤正雄容疑者(43)が5日に酒気帯び運転で逮捕された事件を受け、市教委は6日午後5時から市役所で臨時校長会議を開き、順法意識の徹底などを盛り込んだ「交通事故撲滅非常事態宣言」を行った。併せて、服務規律保持に向け、3月中に各地区で全教職員参加の交通安全集会の開催を指示した。同日夜には同容疑者が勤務する帯広啓西小(神林利行校長)で緊急保護者説明会が行われ、校長が謝罪した。 非常事態宣言は(1)教育公務員としての責任を自覚し、順法意識を高く保持する(2)交通法規を守り、交通事故の撲滅に努める(3)法定速度を順守し、安全運転を徹底する(4)飲酒したら絶対に運転せず、飲酒した人には運転させない−の4点。市教委の山本雅雄学校教育部長が読み上げた。 臨時校長会議には、市内全41小・中学校と市立帯広南商業高の校長が出席。安達伸教育長は「教育に携わる者すべての信頼が揺らいでいる。自らを厳しく律してほしい」と強調。久門好行指導参事は組織管理機能が働いていなかったと指摘、市内小・中学校を7ブロック(帯南商は単独)に分け帯広署と協力した交通安全集会を行うよう指示した。 啓西小校長が保護者に謝罪 啓西小で行われた説明会には保護者約35人が出席。非常勤を除く教職員25人も集まる中、神林校長は「教師として範を示さなければいけない中、重大な規律違反を犯してしまった」と改めて陳謝。保護者からは「信じられない事件。原因を究明してほしい」「学校内部に問題があったのでは」「ショックを受けている子供のケアを」などの意見や要望が出た。 (池谷智仁) |
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