(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 13300.02(‐360.92)
前営業日終値 13660.94(+117.54)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2748.76(‐76.42)
前営業日終値 2825.18(+30.00)
S&P総合500種指数<.GSPC><.SPX>
終値 1475.62(‐44.65)
前営業日終値 1520.27(+18.10)
[ニューヨーク 7日 ロイター] 米国株式市場は急反落。クレジット市場の混乱が尾を引くなか、経済や企業利益への懸念が高まった。
貯蓄金融機関大手ワシントン・ミューチュアル<WM.N>は17%下落し、7年ぶり安値をつけた。住宅市場の低迷継続を背景に、ローンに絡む損失が拡大するとの見通しを示したことが悪材料になった。
ダウ工業株30種<.DJI>は360.92ドル(2.64%)安の1万3300.02ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は76.42ポイント(2.70%)安の2748.76。
S&P総合500種指数<.GSPC><.SPX>は44.65ポイント(2.94%)安の1475.62。
S&P総合500種指数は1日の下落率が今年8月以来の大きさ。
ニューヨーク州のクオモ司法長官は、住宅ローン業界についての調査の一環として、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNM.N>と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>に召喚状を送付することを明らかにした。
ワシントン・ミューチュアルは、住宅市場の低迷は来年いっぱい続くとの見方を示した上で、ローンに関連した損失が拡大し、住宅ローンの貸し付けは8年ぶりの水準に落ち込む、との見通しを示している。同社もニューヨーク州司法長官による調査の対象となっている。
ワシントン・ミューチュアル株は、17.3%下落した。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)市場問題による影響をめぐる懸念が根強いなかで、金融サービス会社が全般に売られた。
ノース・スター・インベストメント・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、エリック・クビー氏は「モーゲージ問題に関連したニュースが出るたびに、不安心理から売りが加速する」としている。
S&P金融株指数<.GSPF>は5.06%下落し、5年ぶりの下落幅を記録した。ファニーメイは10.1%下落し、フレディマックは8.6%下落した。モルガン・スタンレー<MS.N>は6.1%下げた。
ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は6.1%下落した。第3・四半期決算は、最終損益が四半期ベースで過去最悪の赤字となった。
マイクロソフト<MSFT.O>は2.4%下落した。ゴールドマン・サックスが「バイ」リストから外したことから、前日に続いて売られた。
*内容を追加して再送します。