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谷川EPが12球団合同トライアウト初視察

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FEGの谷川EPは、ハッスルの島田氏(上)のあいさつに苦笑い
FEGの谷川EPは、ハッスルの島田氏(上)のあいさつに苦笑い

 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウト(入団テスト)が7日、川崎市のジャイアンツ球場で行われ、投手30人、野手22人の計52選手が参加した。K-1を主催する谷川貞治イベントプロデューサー(EP=46)が初視察した。球界からプロ格闘家として史上初のK-1戦士転向を果たした元ロッテ4番打者立川隆史(32)も同行。またハッスル関係者も会場に姿を見せ、格闘技界がアスリートの宝庫である球界に熱い視線を送った。

 立川は2年前の自分とダブらせながらグラウンドを見つめていた。谷川EPは立川に説明を聞きながら選手の一挙手一投足に視線を注いだ。その隣ではK-1 トライアウトでの鬼教官、大成ルールディレクターが体格や身のこなしに目を光らせた。今年の2月に第1回「K-1 トライアウト」で広く人材を求めたFEGが、いよいよプロ野球のトライアウトでスカウティングを開始した。

 K-1幹部は一塁側スタンドに陣取ったが、三塁側には島田チーフプロデューサー、TAJIRIらハッスル関係者の姿があった。バックネット裏のプロ野球編成担当を挟み、プロ格闘団体が番外編として火花を散らす不思議な構図になった。

 谷川EPは視察理由を端的に説明。「プロ野球選手はアスリートの中でもエリート集団なのがよく分かった。どの選手も魅力的だ。彼らは野球を続けるために必死だが、我々にもチャンスがあるのなら、受け皿としてお役に立ちたい」。人材発掘、さらに同じプロスポーツ選手の運動能力を知る調査の一環だった。

 また、立川も「ボクは縁があって、今はFEGさんにお世話になっています。もし、興味がある人がいれば、ぜひ相談に乗りたい」と、現役選手の気持ちを察しつつエールを送った。

 この日、まず最初に労組日本プロ野球選手会の松原事務局長らと名刺交換。球界関係者からは「セカンドキャリアとして選手の選択肢が広がるのはいいことです」との言葉を受け、歓迎されての視察だった。

 集団競技のボールゲームと、個人種目の格闘技では戦うフィールドはまるで違う。しかし、立川がK-1のリングに上がれたことで、野球を断念した選手にも1つの道が開けた。谷川EPは「今後、サッカーにもトライアウトがあるのなら見に行く。人材は宝。あらゆる可能性を探りたい」と、貪欲(どんよく)にスカウトする決意を見せた。【井上真】

[2007年11月8日8時47分 紙面から]

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