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【政治】

最低賃金法案が衆院通過へ 自公民で修正、委員会可決

2007年11月7日 18時10分

 衆院厚生労働委員会は7日午後、先の通常国会で継続審議になった労働関連3法案のうち、最低賃金の底上げを図る最低賃金法改正案と、働き方の基本的なルールを定める労働契約法案をそれぞれ一部修正の上、自民、公明の与党と民主党などの賛成多数で可決した。

 8日の本会議で衆院を通過、参院に送付される予定。政府、与党は10日までの会期を延長する方針のため、今国会で成立する見通しだ。

 今国会で政府提出法案をめぐり、与党と民主党が修正に合意した初のケース。民主党は修正案に主張が反映されたとして、衆院に提出していた2つの対案を取り下げた。

 最低賃金法改正案は、最低賃金の設定に「労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができる」水準を考慮するよう明記。労働契約法案は労働契約の締結に関して「就業の実態に応じて、均衡を考慮しつつ締結する」と規定した。

(共同)
 

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