検査技師を目指す神威 聖羅の生活。 ストレスや愚痴、テスト報告、哂える話等...。
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プロフィール
HN:
神威 聖羅
性別:
女性
職業:
専門学校生
趣味:
ネットサーフィン・読書
自己紹介:
性格はワリとあっさりしていて大人。クール、
真面目・優しいと言われます。ちょっと天然系ですが、でも、結構いろいろ考えてます。冷静で一匹狼。
若く見られることが多いが、社会人経験もある。
年齢:23歳。
リンク
http://pr.cgiboy.com/07544521/ 詳しいプロフィールです

近頃私のネームプレートをはずしてくる黒杉さんですが
先日は久しぶりにまともに顔を見てしまって吐きそうでした。

新学期が始まってからというもの・・・
毎朝来るたびに私のロッカーのネームプレートが
はずされて、床に落ちていたり、ずらされていたり・・・
そして、犯人が成績のことで私に恨みを持っている
黒杉さんという人だというのはほぼ明確です。

理由①
「いつもとても早く学校に来ている」
これは登校してくるのが早ければ誰にも見つからない・・・
つまりは目撃者を作らないためですね。

理由②
「動機」
上でも言ったように、黒杉さんは私に劣等感と
計り知れなく恐ろしい嫉妬心を抱いている。

理由③
「本人の証言」
黒杉さんと仲が良かった頃、「いやなことがあったらどうする?」という話になって
そのときに彼女は「喧嘩するのは苦手だから、その場では何も言わないでおく」と
平和主義者を装いましたが
それは「その場」でなく「影で」の行動を示唆しているように取れる。

・・・と、まぁこんなところです。
これほどの証拠が無くても動機だけでも十分ですけどね・・・(苦笑

まぁ、検証はこんなところにして、先日の出来事ですよ。
いつものようなネームプレートが無くなってました。
彼女の頭で思いつくだけの隠し場所なら私には簡単にわかるので
いつもはすぐに見つけ出せるのですが・・・
その日は見つからなかったんですね・・・。
そして午後の授業間合いだの休み時間に、私は一人きりでロッカールームに向かいました。
昼休みのほうが長い時間があるのですが、人が多くて・・・
しかも先輩と共同のロッカールームなので怪しまれたくもありません・・・
「何でこんな思いをして探さなきゃならないの・・・」
と、思わずつぶやいてしまいました。

いろいろなところを探して、そしてしばらく時間が流れました・・・。
すると・・・きたのです・・・黒杉さんが・・・
教科書をロッカーに直しに来たようでした。

もう最悪です・・・・・。
相手もまさか私がいると思ってなかったのか、
目が合った瞬間に黙って立ち尽くしていました。
少しでも罪悪感があるのか、わざとらしい演技なのか・・・

もちろん、私は目を合わせずに、無視して横をすれ違って
教室に帰ってやりました。

でも・・・本当は少し怖かった。
成績は悪いけど、何を考えているかわからない・・・
後ろから追いかけてきてなにかされたらと思うと、不安で・・・

でも、いつまでも何も出来ない自分でいるのもはがゆかった・・・

私は、昔から内気で、人とまともに話が出来ませんでした。
話しかけられても、答えるのが苦手で・・・
結局返事が出来ないうちに人が離れていく・・・
仕事をしているときもそうでした。
接客なんてとんでもないから、事務でしたが・・・
それでものけ者になってばかりで・・・
辛くて。
辛くて。
辛クテ・・・

でも、強くならなくちゃ、って、思った。

精神面でも、あんな卑怯な奴には負けたくないもの!

だから、目も見てやらなかった。
いつもの私ならおびえて下を向いていたけど、
あの日は、違う・・・。

・・・・・。

そして、次の日も、名前の無いロッカーを開けて一日が始まった。
黒杉さんは相変わらず、馬鹿な友達同士でワイワイやっている。
・・・といっても、あの性格なので友達は一人しかいない。
べったり?ってやつ・・・。
しかも、クラスの中ではかなり成績の悪そうな人。
お似合いですけどね(笑)
あとは、男子の友達が3人くらいと、
いつも一緒じゃないけど女子の友達が4人。
どれも薄っぺらなつながりに過ぎないのに、本人は幸せそう。
本質を見抜く目が無いために、何も気づいていない幸せ者・・・。
こんな狭い世界で、友達なんてありえないのに・・・(笑)

まぁ・・・ね。

それで、午後の授業のことなのですが・・・!!!
その日は生化学の終講(最後の授業)でした。
講師は京都大学から来ている非常勤の先生なのですが
最終の講義も終わって、最後の最後
あと五分くらい残すところになったところで
「優秀な生徒とは」というテーマで少しお話をしてくださいました。
そして「ノートを綺麗にとることが大事」という話になり・・・

「このクラスも、ちゃんと綺麗にノートとってる子いるわよ
 えーと、誰だったかしら・・・神威さん?あ、きっと神威さんやったかな?
 彼女のノートは綺麗よ。それに確か、最初の試験もトップでした。
 私の講習はこれで終わるけど、わからないことがあったら
 詳しく勉強してる子に聞くのよ?」

キターーーーーーーーー(゜∀゜)ーーーーーーーー!!

私が心の中で喜びを感じている中、クラス中はしんと静まり返ってました(笑)
そして、例の人の席からはなにやら痛々しい殺気が・・・・・・・・・・・
もうやめてくれって感じなのですけどね。
でも、猫をかぶっている彼女が先生の前で私にキレることは出来ません。
それでなくても目をつけてもらいたいところでしょうにね・・・。

今頃家で怒りくるっているでしょう
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