女性信者15人起訴、少女4人家裁送致 「紀元会」事件2007年11月05日21時23分 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の集団暴行事件で、長野地検は5日、先月15日に一斉逮捕した女性会員21人のうち、教団創始者の娘の窪田康子容疑者(49)ら15人を傷害致死罪で起訴し、少女4人を傷害致死の非行事実で長野家裁に送致した。残る会員2人については「暴行への関与が薄い」として処分保留で釈放した。 地検によると、窪田容疑者らは9月24日深夜、同市内の教団施設で、会員だったすし店経営奥野元子さん(当時63)に暴行を加えて死亡させたとされる。全員が暴行を認めたが、窪田容疑者は暴行を指示したことは認めていないという。 調べでは、まず暴行を受けたのは奥野さんの次女(26)で、数年前に窪田容疑者の長女(15)に避妊具を見せたことを責められ、多数の避妊具をつけたベストのような袋をかぶせられて暴行されたとされる。 この後、窪田容疑者は「親の責任」だとして奥野さんを呼び出し、最初に背中をけり、ほかの会員に「ももの内側を踏め」などと指示。会員らは手足を押さえて足などを踏んだほか、火薬を詰めたおもちゃの拳銃を口や耳に入れて鳴らしたり、チョークの粉がついた黒板消しで顔をはたいたりしたという。 窪田容疑者は、当初は暴行に加わらなかった少女らにも「そんなことでは神子(みこ)になれない」などと言い、跳びげりなどをさせたという。 PR情報社会
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