小沢辞任表明　政府与党にも波紋 (1/2ページ)

　民主党の小沢一郎代表が辞任表明したことに対し、政府、与野党内に大きな波紋が広がった。

　自民党の伊吹文明幹事長は「小沢さんの憂国の情を理解してもらえなかったことに（小沢氏自身）がっかりしたんじゃないか」との感想を述べた。

　古賀誠選挙対策委員長は「驚きでした。もう少し頑張っていただければという気持ちだ」と述べたほか、町村信孝官房長官は「政府の立場としては見守るしかないが、こうした『まさか』の事態が起きる」と述べた。

　福田康夫首相から党首会談をセットするよう指示された大島理森国対委員長は「小沢代表がそこまで思いつめているとは思わなかった」と語った。

　また、渡辺喜美行革担当相は「驚いた。オセロゲームをやっているようなものだ。われわれはピンチをチャンスに代えると言っている。民主党はチャンスをピンチにしてしまった」と皮肉った。

　石破茂防衛相は「（大連立をめぐる）小沢氏の決断に、党の多くの人が従ってくれると確信していたのでないか。政治家としてやらねばならないことが実現できないなら、代表を続ける意味がない、という小沢氏らしい決断だ」との認識を示した。