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中国、食の安全問題で欧米メディアを批判

  • 2007年07月16日 17:12 発信地:北京/中国
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2007年7月15日、北京の街中で売られている肉まん。(c)AFP/TEH ENG KOON

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【7月16日 AFP】中国の食品安全監視当局は、中国産品が安全ではないと過度に宣伝しているとして米メディアを批判し、「報復措置」として米国の一部の産品の輸入を中止した。15日付け英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が伝えた。

 同紙によると、中国国家品質監督検験検疫総局(General Administration of Quality Supervision, Inspection and QuarantineAQSIQ)のLi Changjiang局長は、中国産品から有毒物質などが検出されるケースが相次いでいることについて、米国など外国メディアが「中国産品すべてが安全ではないかのように書き立てている」と非難。しかるべく措置をとると言明した。

 また、共産党幹部のLi Chuanqing氏は、「基準を満たしていない中国産品への恐怖を誇張する」キャンペーンを一部の外資系企業が後押ししていると語った。

 米国ではこれまでに、中国から輸入されたペットフード、歯磨き粉などで有毒物質が検出され、回収や販売禁止などの処置がとられてきた。

 新華社通信(Xinhua news agency)は15日、中国政府が「有毒物質」が含まれているとされる米国産品を多数押収したと報じた。押収したタンパク質の粉末には、有害とされる化学物質セレンが基準値を超えて含まれていたという。

 中国政府は13日には、「化学物質と危険なバクテリアが検出された」として、米国、ベトナム、フィリピンの計10業者からの鶏の脚、豚の耳などの輸入を中止すると発表している。(c)AFP

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