長崎新聞
 






47clubでお買い物

ケータイ特だねカメラマン

コミュニティサイトながさき広場

めざせ世界遺産 動画と特集

長崎新聞トップ
サイトマップ
購読申し込み
Web広告料金(PDF)
ケータイ版ご案内

長崎の天気
(日本気象協会)
ライブカメラ
きょうは何の日
長崎新聞@コラム
ながさき動画館
電子号外
長崎リンク集

関連記事・特集
伊藤市長射殺事件
ピースサイト
県内の選挙
カネミ油症を追う
2007県展公募展
V・ファーレン
スポーツながさき
論説
コラム 水や空


長崎新聞社
会社案内
採用情報
文化ホール
カルチャーセンター
折込センター
販売センター
あんしんネット
主催事業
長崎新聞社の本
長崎新聞文化章
新聞ができるまで
社内見学アルバム
音読で脳力アップ


 10月30日のながさきニュース
長崎新聞


原告側が和解解決訴え 中国人強制連行長崎訴訟

 第二次大戦中に本県の炭鉱に強制連行され、過酷な労働を強いられたり、移送先の長崎刑務所浦上支所で被爆死した中国人の原告、遺族ら計十人が国と県、三菱マテリアル(東京)、三菱重工(同)に損害賠償を求めた中国人強制連行長崎訴訟の控訴審第一回口頭弁論が二十九日、福岡高裁(牧弘二裁判長)であった。

 原告の中国人二人が意見陳述し、敗訴した一審長崎地裁判決に対し「極めて不公平な判決」と訴え、原告側代理人は福岡高裁に和解による解決を求めていく考えを示した。国や企業側は原告側の控訴を棄却するよう求める答弁書を提出した。

 意見陳述した李慶雲さん(81)は三菱端島炭鉱での強制労働の実情を訴え「企業側は一銭の賃金も払わず、交渉も責任逃ればかり。正義はどこにあるのか」と怒りをぶつけた。強制連行後、被爆死した喬書春さんの娘、喬愛民さん(66)は「父が連行され、一家の生活は困窮し、私と姉の二人は路頭で物もらいの生活。母は私たちを抱いて泣いてばかりいた」と声を詰まらせ、「加害者の日本政府や企業は言い逃ればかりで良心のかけらもない」と涙ながらに訴えた。

 原告二人はこの日、支援者らとともに、福岡市の三菱マテリアル九州支店を訪れ、謝罪や賠償ほか、炭鉱跡地に中国人犠牲者追悼碑の建設を求める文書を手渡した。

 三月の長崎地裁判決は、加害行為から二十年が経過し損害賠償請求権が消滅したとする「除斥期間」の適用などで原告の請求を棄却。一方で強制連行と強制労働の事実を認めた上で、被告側の共同不法行為を認定した。

 元従軍慰安婦や強制連行・労働など中国人の戦後補償をめぐっては四月に最高裁が「一九七二年の日中共同声明で、中国人個人の賠償請求権は放棄された」とし、請求権自体を否定し原告敗訴が確定したが「原告は極めて大きい精神的・肉体的苦痛を受けた」と認定し「被害者救済に向けた関係者の努力が期待される」とした。

 原告側代理人は「最高裁判決も救済すべき問題としている」として和解による解決を求める考えを示した。

 次回期日は来年二月十八日。





「地域の達人」人材バンク開始 ネットで情報提供写真有
ながさき出島インキュベータ開設 新事業創出など支援写真有
後期高齢者医療保険料年7万2667円 来春から
原告側が和解解決訴え 中国人強制連行長崎訴訟
情報共有など緊密な連携必要 行政対象暴力根絶シンポ
欧州視察中止を議長に要請 共産長崎市議団
船長ら申し立て事実認める 平戸送電線切断で第1回海難審判
新幹線条件見直しは政治レベルの話 JR九州石原社長が会見
県警交通部に警察庁長官賞 事故死者数減に尽力
長崎市に電気自動車2台贈呈 山田電機工業
多彩な企画で大盛況 雲仙・ながさき豚まつり写真有
「川原石つき歌」40数年ぶり復活 五島・岐宿写真有


*新聞紙面に関する意見や質問、取材依頼などについては、
報道部houdou@nagasaki-np.co.jp
生活文化部bunka@nagasaki-np.co.jp
運動部undou@nagasaki-np.co.jp
*インターネットについての感想やご意見は、
メディア編集部media@nagasaki-np.co.jp





長崎新聞社

〒852-8601 長崎市茂里町3-1
TEL:(095)844-2111(大代表)

 このホームページに掲載の記事、写真等の著作権は長崎新聞社または各情報提供者にあります。したがって一切の無断転載、二次利用をお断りいたします。

 ※サイトのプライバシーポリシー
 ※長崎新聞社へのお問い合わせについて

 Copyright (C) Nagasaki Shimbun. All Rights Reserved