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次世代電動二輪を導入「セグウェイ」

船橋オート 警備、集客に活用

2006年09月30日14時15分

 船橋オートレース(船橋市浜町)は次世代の乗り物として注目される米国発祥の電動二輪車「セグウェイ」を集客の呼び物として活用する方針を決め、二十八日記者発表会を行った。警備員が監視業務に使ったり、イベントの際に客向けに体験乗車会を開いたりする。将来はサーキット内で先導車として活用することも検討中。「まだ日本では珍しいセグウェイを実際に見て楽しんでもらいたい」と運営会社では話す。

 同オート場の警備を請け負う常陸警備保障(市川市)が同オート運営受託会社の日本トーター(東京都品川区)にアイデアを提案した。セグウェイは搭乗者の体重移動だけで前後左右に動かせる乗り物で、導入費用は一台約百万円。現在は一台のみの導入だが、将来的に三台程度まで増やしたい考えという。

 計画では、「船橋オート祭」が始まる十月七日から、警備員がセグウェイに乗り駐車場内の監視業務を行う。駐車場内ではライトの消し忘れ、窓の閉め忘れなどがしばしば見つかるが、これまでは警備員が徒歩で監視していた。「監視がスムーズになるうえ、客の目にも楽しい」(常陸警備)。

 十月八、九両日に一般客向け体験乗車会も行う。時間は両日とも午前十一時から。日本トーターでは、今回の反響を見ながら乗車会の継続を検討したいとしている。

 レース前の試走の際に、選手を先導する「先導車」にセグウェイを活用することも検討中。事故の際に適用される保険内容について保険会社と現在調整中で、条件が合えば実現可能だという。

 近年ずっと赤字続きで今年度から民間委託された同オート。今年四月以降、事務作業の効率化などの改革を進めてきた日本トーターでは、「県や市にはない民間こその発想で、集客を伸ばしたい」と意気込んでいる。

【写真】船橋オートレースで集客の呼び物として活用されることになった「セグウェイ」=船橋市浜町


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