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ドコモ新料金プラン検証 「バリューを2年以上」が有利 (1/3ページ)
NTTドコモは11月26日発売の機種から新料金プランを採用する。端末代金は高いが月額基本使用料は安い「バリューコース」と、販売奨励金で端末価格を引き下げる従来の料金体系に近い「ベーシックコース」の2本立てになる。両プランの支出総額を検証した結果、「バリュー」の方が常にお得だ。しかし、従来体系にみられた「0円、1円」端末のケースと比較すると、高額の端末の場合は、基本的に長期間使用しなければ不利になることも分かった。ドコモからのメッセージは「バリュープランを2年以上使ってほしい」ということだ。
■「バリュー」がお得
携帯電話への支出は、端末購入代金、通話料である月額基本使用料、ネット閲覧や電子メール利用料であるパケット代金に大別されるが、ドコモが手を入れたのは端末代と基本使用料だ。
今回は、「バリュー」「ベーシック」に、2年契約で基本使用料が半額になる人気の割引プラン「ファミ割MAX50」をを活用するという前提で支出額を比べた。
端末購入代金は「ベーシック」が1万5750円安く、月額基本使用料は「バリュー」が840円安い。新プラン導入にあたって「バリュー」のみ、基本使用料が3カ月間、最大2100円ずつ割り引かれるキャンペーン特典もある。
2年間の総支払額を比較すると、「バリュー」はタイプSSで7560円、同Sで9135円、同M、L、LLは1万710円安くなる。その後も、毎月の支出が安い「バリュー」が有利だ。