世界遺産に登録されている五箇山と白川郷の各合掌造り集落で今月から、それぞれの家
屋で使われている白熱電球を、省エネで長寿命の電球形蛍光灯に交換する取り組みが進め
られている。地球温暖化対策の一環で、約八百二十個が対象となり、「あかりの日」の二
十一日に白川郷の集落で記念の式典が行われる。
交換される電球は五箇山の相倉、菅沼集落が約二百七十個、白川郷は約五百五十個で、
十四日から作業が行われている。
環境省は「白熱電球から電球形蛍光灯への交換」を推奨しており、松下電器産業の賛同
、協力で今回の交換が実現した。
白川村荻町の国指定重要文化財和田家で行われる交換式には、相倉と菅沼合掌集落の代
表者や山本勝徳市収入役、池端良公五箇山観光協会長が出席する。越中五箇山菅沼集落保
存顕彰会の北博通会長は「環境保護の意識を高め、できることから実践していきたい」と
話している。