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警官取り押さえ知的障害者死亡、授産施設などが抗議声明

 佐賀市で9月、警察官に取り押さえられた男性が直後に死亡した問題で、男性が授産施設に通う知的障害者だったことから、全国の福祉作業所や授産施設でつくる「きょうされん」の九州ブロック(220施設加盟)が26日、「警察の対応は人権無視」と抗議する声明文を佐賀県警と県に提出した。来月初めに九州管区警察局にも提出する。

 亡くなったのは同市木原の安永健太さん(当時25歳)。県警によると、安永さんは9月25日夕、国道208号線を自転車で蛇行していたためパトカーが停止を求めたが、従わずに走行、信号待ちのバイクにぶつかって転倒した。起き上がってバイクをけるなどしたため、5人の警察官が後ろ手に手錠をかけて取り押さえた。安永さんが意識を失っていることに警察官が気付き、病院に運んだがまもなく死亡。死因は特定されていないが、県警は「自分や他人を傷つける恐れがあったため保護した。妥当な職務執行」としている。

 声明は警察の行為を「行き過ぎた対応」と批判。取り押さえた際の状況が明らかになっていないとして「具体的事実を明らかにすべき」としている。喜多恵二・県警生活安全企画課次席は「調査を尽くし、適正に対応したい」と述べた。



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