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集団強姦「先輩にやらされた」 容疑の財務省職員供述

2007年10月26日15時14分

 財務省主計局の職員2人がその日知り合った女性(34)に暴行したとされる事件で、集団強姦(ごうかん)容疑で逮捕された財務事務官広瀬佑樹容疑者(28)が警視庁の調べに、先輩にあたる係長近藤智明容疑者(34)から言われてやらされた、という趣旨の供述をしていることがわかった。近藤容疑者は容疑を否認しているという。

 捜査1課などの調べでは、両容疑者は2月23日未明、もう1人の同僚男性とともに東京都中野区のマンションの女性宅に上がり込み、当初は車座になって女性も含め一緒に飲酒していた。その後、抵抗する女性を押さえつけるなどして暴行したとされる。

 女性は両容疑者の行動のすきをみて部屋から逃げだし、近くのコンビニエンスストアから110番通報した。女性が部屋を出る際、玄関ドアにはチェーンがかけられていたが、女性は自分でかけていないといい、警視庁は、逃げにくくするため両容疑者がチェーンをかけたとみている。

 女性宅には一緒に行った別の職員は事件当時、寝込んでいた。近藤容疑者らは、女性がいないのに気づいて逃走し、部屋に残った1人に携帯電話で連絡し、逃げるよう促したという。

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