松本市公設地方卸売市場の「市場まつり」で毒キノコの「クサウラベニタケ」が誤って売られていた問題で、販売した「長野県連合青果松本支社」などは25日、毒キノコが原因の食中毒症状を訴えた人が6家族15人になったことを明らかにした。
販売された11パックのうち、同社が所在を確認できたのは10パック。残り1パックは、購入したとの連絡を受けて確認中だという。長野県連合青果の田村文明松本支社長は「異例の事態を引き起こし、食の安全に対する不安感を高めてしまった。食中毒となり、苦しんだ方々に心からおわびしたい」と話した。
また同社は▽幾重ものチェック体制をとる▽来シーズンからキノコ販売時期には専門家を常駐させる--などの再発防止策を発表した。【光田宗義】
毎日新聞 2007年10月26日