25日午後5時すぎ、茨城県ひたちなか市松戸町3の勝田工業高校(高畑啓治校長)校舎脇に、3年生の同県大子町下金沢、石川仁志君(18)が黒いポリ袋を頭にかぶった状態で倒れているのを生徒が発見、教諭が119番した。石川君は約3時間後に病院で死亡した。ポリ袋を頭からかぶった際、酸欠状態になった可能性があるとみられる。
ひたちなか西署の調べでは、男性教諭1人、生徒3人が校舎脇で26日に始まる文化祭の飾り付け用の風船を膨らませるため、ヘリウムガスのボンベからガスを風船に移す作業をしていた。ポリ袋(容量45リットル)を持った石川君が来て「ガスがあすまで袋に入ったままもつか試してみたい」と話し、教諭にガスを袋に入れてもらった。袋を持ったまま姿が見えなくなり、約90メートル離れた場所で見つかった。【山内真弓、山崎理絵】
毎日新聞 2007年10月25日 21時48分 (最終更新時間 10月25日 22時48分)
10月25日 | 酸欠死?:茨城の高3、学園祭の風船準備で |