広島市民病院(中区)が3年ぶりに赤字に転落したことが、市がまとめた2006年度病院事業会計決算で分かった。赤字額は約6億7000万円で、広島労働局の是正指導を受け非常勤嘱託医師の時間外勤務手当を正規に支給し始めるなどして給与費が膨らんだのが主な要因。舟入(同)安佐市民(安佐北区)安芸市民(安芸区)を加えた市立4病院の赤字額は計12億1600万円で、4年ぶりに10億円を超えた。07年度決算は新病棟の減価償却費加わるため、23億円の赤字を見込んでいる。