国際経済
バレル
バレルとは、ヤード・ポンド法における体積を表す単位。一般に、製油所の生産能力や油田の規模は、1日に精製または生産できる原油の量をバレルで表す。語源は「樽」であり、樽の容積に由来する。
1バレルは159リットル。石油用のバレルは42米液量ガロンであり、メートル法の単位に換算すると正確には158.987294928リットルとなる。42ガロンのバレルは、元々はアメリカのペンシルバニア油田で始まったもので、当時は原油を酒樽で運んでいたことから、その名残で今日でも原油の計量と価格設定の単位にバレルが使われている。ペンシルバニア油田では42ワインガロン(ワインガロンは現在の米液量ガロンと同じもの)のバレルと40ウィスキーガロン(約151.4リットル)のバレルとが用いられており、40ガロンのバレルの方が最初に普及したものであったが、1866年以降は42ガロンのバレルが標準とされた。
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