県警暴力団総合対策現地本部と門司署は22日、小倉南区中曽根2、建設会社「峰栄建設工業」社長、山口峰人容疑者(54)と、同社取締役の妻ひとみ容疑者(49)を建設業法違反(虚偽記載)の疑いで逮捕した。
調べでは、両容疑者は05年12月と06年12月、同法に基づく経営事項審査申請で、04年末に退職した主任技術者を経営規模評価に必要な書類や技術職員名簿に記載するなどして県に提出した疑い。書類の作成は、申請代行業者に依頼していた。
公共工事を受注しやすくするために技術者が複数いるように装ったとみられ、山口容疑者は「覚えていない」と話し、ひとみ容疑者は大筋で認めているという。
〔北九州版〕
毎日新聞 2007年10月23日