TBSは23日、大みそか恒例の格闘技大会「K−1 Dynamite!!」(12月31日・京セラドーム大阪)で、桜庭和志(38)と、7年ぶりに復帰する船木誠勝(38)が対戦すると発表した。
会見でTBSの信国一朗事業本部長は亀田騒動に触れ、「ボクシングのことでは色々なご批判、ご意見をいただき、社内にも色々な反省がありました。ただ(K−1は)ボクシングとは違う格闘技です。ダイナマイトは年末に5年間もちゃんとやってきておりますし、ちゃんとした大会でございます。ボクシングとは切り離して考え、立派な大会にしていくことで(TBSの)姿勢を見せたい」と話した。
また、亀田騒動の影響による視聴率低下の懸念については「(ダイナマイトは)これまで高い数字をいただいてきました。それなりの実績を積んできたので、それなりの視聴率をいただけるものと思っています」と語った。
一方、テレビ朝日の君和田正夫社長(66)は23日の定例会見で亀田戦の感想を聞かれ、「亀田戦は見ていない」と断ったうえで「TBSがスポーツとして扱っているか、イベントして扱っているかスタンスが分からないので答えにくい」と話した。世界タイトルマッチがスポーツとして扱われたか分からないところに最大の問題があったのだが、あえて答えを避けた格好だ。
また個人的な見解として、「スポーツは闘争心や本能をルールによって制御するものではないか。(一定の)条件の下で戦うので感動が生まれると考える」と述べた。
ZAKZAK 2007/10/23