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武装自衛官、商店街をパレード 長崎・佐世保

2007年10月20日21時29分

 長崎県佐世保市の中心部にあるアーケード街で20日、自動小銃や軽機関銃を携えた迷彩服姿の陸上自衛隊員約180人がパレードした。同市にある相浦駐屯地の創立記念行事の一環で、商店街での武装行進は05年以来2回目。労組などからは「軍事行動を誇示し、市民生活を威圧するものだ」という批判も出た。

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自動小銃を携えて行進する陸自隊員=20日午前11時50分、長崎県佐世保市で

 パレードは午前11時半に始まった。同駐屯地に司令部を置く西部方面普通科連隊の隊員が約1キロ行進した。

 パレードは同連隊創設直後の02年に始まったが、その時は武器は携行しなかった。しかし、03年から「陸自の真の姿を見てもらい、理解と信頼を深めたい」と近くの国道を武装して行進するようになり、05年に商店街に場所を移した。

 佐世保地区労や市民団体は集会を開き、「平和な市民生活を脅かす」と抗議した。一方で、パレードを見物していた市民からは手を振って激励する姿も見られた。

 一方、この日は鹿児島県薩摩川内市内の国道3号でも、戦車や装甲車など約60車両が約1キロをパレードした。陸自川内駐屯地の創立22周年の記念行事の一環という。

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