中国衛星打ち上げ 初の視察へ
中国政府は、来週24日にも月の周りを回る探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」を四川省の西昌宇宙センターから打ち上げる準備を進めています。これにあわせて、中国の国家宇宙局は、日本の宇宙航空研究開発機構に対して西昌宇宙センターへの訪問を招待したということで、宇宙航空研究開発機構の2人が現地で打ち上げを視察する予定です。日本の関係者が中国の衛星の打ち上げを視察するのは今回が初めてとなります。日本側は、先月、月探査衛星「かぐや」を打ち上げた際、中国の国家宇宙局の代表を鹿児島県の種子島宇宙センターに招待しており、中国としては、返礼として日本の関係者を招待することで、宇宙政策の透明性と国際協力に前向きな姿勢をアピールするねらいもあるものとみられます。日本と中国は、これまで互いの月探査衛星の通信に使う電波が混信しないよう会議を開くなどしており、衛星の打ち上げをきっかけに互いの計画や技術を強く意識しながらも一定の交流が始まっています。 |
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