11日のタイトルマッチで、TBSのテレビ中継の解説者を務めた世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級元王者、鬼塚勝也さん(37)が自身のブログで、自らを「解説者としては失格」と自己批判した。
ブログの日付は16日。「内藤選手の一方的な差に亀田選手を “えらそう”にも 引き上げようするコメントが 増えていた」「努力を重ね 悔しさをバネに世界チャンピオンになり 18歳の若者にコケにされながらも チャレンジャーの気持ちで リングに立った内藤選手に対して 無礼な解説になっていた」などと偏向解説だったことを説明。「事実を曲げてまで思った事を言う解説は していない ただ自分の思いよがりが コメントを偏らせていったし その時点で解説者としては失格」と断じている。
TBSはこれまで亀田兄弟の試合を中継。11日の試合では「実況や解説が亀田寄り」との抗議が殺到していた。【来住哲司】
毎日新聞 2007年10月17日 21時35分