「時津風証言」をうのみにした愛知県警 |
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊さん=が、稽古後に急死した問題で、遺体を解剖した新潟大大学院の出羽厚二准教授(法医学)が14日、共同通信の取材に対し「親方らの話をうのみにし、遺体を司法解剖もせずに返した。捜査の基本が抜け落ちていたのではないか」と愛知県警の捜査ミスを指摘した。
遺体には多くの打撲傷があり、遺族の要請で新潟大が解剖して問題が発覚。出羽准教授は「死亡確認をした臨床医が気付かなくても、県警の検視官が傷を見ればすぐに分かるはず」と話した。
解剖では肩や尻などに大きな内出血が認められ、死因は打撲によるショックが積み重なった「多発外傷による外傷性ショック死」と分かった。
斉藤さんは6月26日、愛知県犬山市でのぶつかり稽古後に重体となり、午後2時10分に病院で死亡が確認された。死因は急性心不全と診断され、愛知県警は事件性が薄いとして、稽古の現場に居合わせ被疑者になりうる可能性のあった部屋側に遺体を返還。遺体を引き取った家族が部屋側の説明に納得できず、解剖を要請。6月28日に新潟大で解剖が行われた。
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