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京都大の吉田キャンパス本部構内に開設された法律事務所「弁護士法人くすのき」の看板を除幕する尾池和夫総長ら(午前11時10分、京都市左京区) |
京都市左京区の京都大吉田キャンパス本部構内の法科大学院に15日、法律事務所「弁護士法人くすのき」が開設された。学内外から幅広い内容の法律相談を受け付け、大学院での実務教育を支援する。弁護士法人の学内開設は関西では初めてという。
法科大学院が入る旧工学部4号館1階に、法科大学院リーガルクリニック室に隣接して事務所を設けた。元大阪家庭裁判所所長の中田昭孝京大法学研究科教授が所属弁護士として就任する。平日の午後に法律相談を受け付け、依頼者の同意を得た案件について、中田教授ら弁護士同席のもと、学生が実習として相談を進める。また、学内における法律サービスの充実も図る。
この日は事務所前で開所式があり、尾池和夫総長らが看板を除幕した。尾池総長は「クスノキは京大のシンボルであり大きく成長してほしい」、中田教授は「優秀な法曹養成のため協力し、学内と地域社会に貢献したい」と話していた。
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