写真は台湾の建国記念日、「雙十節(そうじゅうせつ)」の横浜中華街で行われたパレードの写真。
ここにもまだあるので、見てほしい。
10月10日なので、「十が2つ」ということで、この名前がついた。
台湾は大陸中国からの圧力で、いまだに国連に「国」として加盟できていない。毎年、国連に申請があるのだが。
私が委員をさせていただいている、この11月半ばに静岡で開かれる「
ユニバーサル技能五輪国際大会」でも台湾は大変に優秀なメダリストのいる参加国の1つだが、その国名は「中華民国(Republic of Korea)」ではなく「Chinese Taipei」となっている。これは中国からの圧力によるものだといわれている。国旗も現在の台湾の国旗ではないものが使用される。
一方で、大陸中国は国としてはアビリンピックのみの出場であり、技能五輪は「香港」「マカオ」での出場だ。これはこれで中国としては「2ポイント」あるわけで、国際関係のバランスをとらざるを得なかった、ということになる。
そうは言うものの、台湾は中国への投資では、かなりの額がされているだけではなく、世界的にもIT系の産業では群を抜いている。「IT」の略は「India, Taiwan」だ、と言われるくらいだ。
世界にあるPCのマザーボードの9割は台湾製。そして、世界にある12インチ以上の液晶ディスプレイの6割が台湾製だ。日本で売られているメーカー製のPCの中身は、実は台湾製であることが多い。
台湾国内には、大陸中国との連携を深めよう、という勢力もあれば、そうではない勢力もある。この国は直接選挙で選ばれる「総統」が国を治める、大陸中国とは比較にならないくらい民主主義が進んだ国だ。また、大陸中国とは比較にならないくらい、親日的な国でもある。
アジアのホープの1つ、台湾がこれからどうなるか?
日本人としては、やはり目が離せない。
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