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死んでいたオスのキョン

車に衝突か?

南房総市富浦町多田良の国道127号バイパスで13日朝、キョンが死んでいるのを通りかかった人が見つけた。体長75aのオスの成獣で、車に衝突して死んだものと見られている。付近は農地があるとはいえ、バイパスの取り付き部分で、市街地との隣接部分。連絡を受けた同市役所でも「こんな場所でキョンが出るとは」と、有害獣の広範囲な繁殖ぶりに驚いている。

多田良のバイパス取り付きから50bほどの場所。下り車線路肩に小型のシカのような動物が倒れているのを、通りがかりの車が見つけ、市へ通報した。市職員や町猟友会(佐久間繁会長)らが駆けつけたところ、75aのオスの成獣だった。路肩に血が流れていたことから、車に衝突して死んだものとみられている。 10aほどの角があり、小型ながら立派な成獣だという。

死骸は市役所に処理を依頼したが、佐久間会長らは市街隣接地へのキョンの出現に驚く。農作物の花芽を好んで食べる害獣といい、猟友会員らは「こんな場所に出没するとは」と、広範囲な繁殖ぶりに警戒感を強めている。

【写真説明】死んでいたオスのキョン

10月13日20時00分 2,227
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