花びらごとに色が違う、これはバラ?2007年10月13日 花業界における日本最大の国際展示会「国際フラワーEXPO IFEX」が11―13日、千葉市の幕張メッセで開かれ、世界30カ国から過去最高の750社が出展した。(アサヒ・コム編集部)
ここ数年、生花を薬品や着色料で特殊加工したプリザーブドフラワーの需要が急速に伸びている。見た目は生花とほとんど変わらず、数年間その美しさが保たれる。 サントリーフラワーズ(東京都千代田区)は今回、世界で初めてという着色加工を施さない「イロプリザーブド」を発表した。これまでは花びらごとに一色しか着色できなかったが、自然の花そのものが持つ色合いや濃淡を残すことができる。トルコキキョウ八重咲きやデルフィニウムでの加工に成功した。 花びら一枚一枚の色が違うバラ、「レインボーローズ」(オランダ名「ハッピーローズ」)も、来場者の注目を集めた。白いバラに特殊な液を吸い込ませることで様々な色を出す。ガーベラやシンビジウム、あじさいでも同様の手法が使える。 発光ダイオード(LED)の光を使って、インビトロというガラス容器の中で小さな植物を育てる技術も紹介された。容器内のジェルに成長に必要な栄養が入っているため、手入れは不用。花が咲くまで半年ほど成長を楽しめる。1カ月点灯したままでも、電気代は10円もかからないという。 インビトロで育つ植物は、バラ、トレニア、ハエトリソウなど。不思議なのは、この技術を使うと、路地で栽培したのに比べて数分の1のサイズにしか育たないことだ。容器から取り出して露地に植え替えても小さいままだが、その後分岐した部分は通常の大きさまで成長するという。理由はまだ解明されていない。 PR情報コミミ口コミ
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