私の所属する東日本ソリューション営業課では、特定のお客様に向けたアカウント営業を中心に活動しています。取り扱うものは、SI製品、パッケージ製品などで、お客様のニーズに合わせた販売・提案をしています。現在、製造業、教育関係、通信キャリアといった業種のお客様が主になっています。
アカウント営業というのは、営業がそれぞれ数社のお客様を受けもち、密度の濃いコミュニケーションで信頼関係を深め、お客様のニーズを拾い上げていくというものです。ですからパッケージ製品を一つ売ればいいというものではありません。それをきっかけにし、例えばその案件が課長で止まっているならば次の案件は部長にまで上げ、さらには本部長に、また、社長にまでと、規模を大きくしていきながら案件を育てていきます。案件を担当者レベルの話で終わらせるのではなく、常に、お客様の上の方にエスカレーションをかけていくといった活動が必要になります。特に、製品をご導入いただいた後が問題で、深耕営業をすることでお客様の満足度をあげながら展開していきます。今、種をまいても本当にユーザになっていただけるのは2〜3年後というという地道な努力が必要になる部署ですね。
私の役割をシンプルに言えば、課長として目標としている数字を達成させることです。担当営業に任せてなかなか受注に結びつかない時は、私がその分受注活動に力を入れるようにしています。
お客様は、システムの導入にあたっては、市場動向の中の「位置づけ」を常に気にかけていらっしゃいます。そのポイントをご説明した上でお話を進めないとなかなか興味をもっていただくことはできません。また、お客様へのご提案に際しては、導入後の効果を定量的に伝えることが重要だと考えています。KCCSの製品に切り替えたらこういう効果が出ますという点を数値で出してあげないと、経営者の方には判断していただけません。なかなかそこまでの提案をするのは難しいのですが、それができる人材を育てることも私の仕事だと考えています。
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