京都府議会は5日、9月定例会の最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案や、自転車に同乗する幼児にヘルメット着用を義務づける「自転車安全利用促進条例」のほか、同日追加提案した意見書や人事案件など計30議案を可決、同意し、閉会した。
人事案件は、収用委員会委員に不動産鑑定士栃岡道夫氏(62)、同委員会予備委員に同百合口賢次氏(58)を新任した。
意見書では、沖縄戦の「集団自決」の記述削除を促す教科書検定意見の撤回などを求め、自民、民主の両会派から出された2件を含む8件を可決した。テロ対策特別措置法の延長に反対し、民主、共産から出された案はいずれも否決した。
2006年度一般会計など五決算は継続審議とし、審査する決算特別委員会を設置した。委員長に佐川公也(民主)、副委員長に前波健史(自民)、北尾茂(民主)、村井弘(公明)の各府議を選出した。26、29、30、31日と11月1、2、5、6、7日に審査し、同14日に総括質疑を行う。
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