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【ハウツー】

"Adobeならでは"のリッチなファイル共有サービス「Share」を早速試す

(3) Shareのユーザインタフェースと機能(2)

2007/10/11

白石俊平

「MY LIBRARY」画面

「MY LIBRARY」画面では、自分がアップロードしたファイルも含めた、アクセス可能なファイルが一覧表示される。

MY LIBRARY画面

画面中央のグリッド表示は非常に高機能で、PDFファイルや画像ファイルはサムネイル表示されるうえ (AVI形式の動画ファイルもOKだった)、表示の拡大/縮小なども行える。

表示されているサムネイルにマウスカーソルを当てると、ファイルのダウンロードや情報の表示、削除などを行うためのアイコンが表示される。プレビューをWebページに埋め込むためのHTMLタグも表示できる。

ファイル操作用のアイコン

サムネイルをダブルクリックすると、ファイルのプレビューを行うことが可能だ。現在のShareではPDFや画像ファイルのプレビューに対応している。特にPDFのプレビューは素晴らしく、Flash PlayerのみでPDFのプレビューを可能にしているため、Adobe Readerを必要としないうえ、ページを「めくる」ようなエフェクトが実現されている。

PDFのプレビュー

画面右側の上部は「ファイルのコレクション」が表示されており、「すべて」「自分がアップしたファイル」「他のユーザから共有されたファイル」などのコレクションが存在する。 下部は、過去共有を指定したユーザの一覧や、アクセスレベルなどが表示される。ユーザのラベルをファイルに対してドラッグ&ドロップすれば、ファイルに対する共有ユーザを追加することもできる。

ドラッグ&ドロップによる共有ユーザの追加

今後予定されている機能拡張

以上が、Shareが現在持つ機能のほぼすべてだ。この先行われる機能拡張としては以下のようなものが予定されている。

  • タグ付けしてファイルを管理できるようにする
  • ファイルをフィルタリングして絞り込めるようにする
  • ユーザが独自定義したコレクションを使用可能にする - Microsoft OfficeやOpenDocument形式のファイルをPDFに変換し、プレビューやダウンロードを可能に
  • Share上で直接PDFを生成することにより、あらゆるファイルの印刷を可能に

またShareは、HTTPベースのWeb APIも公開しており、それを呼び出せば簡単にShareの機能を他のアプリケーションから利用することが可能だ。

Shareは素晴らしいサービスであり、一日も早い正式リリースを期待したい。そして、AdobeがWeb上でのサービスについても本気で取り組みを始め、Adobe IDのより広い活用を始めたと言う意味でも、非常に意義深いサービスだと言えるだろう。


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