アークエンジェルズ

「アーク・エンジェルズ」の活動の記録です。
僕たちは病気じゃない!!
日誌の更新が遅れております事をお詫び致します。

疥癬症だった子達も全頭再チェックを行い、今回もヒゼンダニは検出されませんでした。
獣医師より完治証明を頂いています。
数日前に里親募集の画像も更新しておりますので、ご覧下さい。
毛もはえ揃って、元気ですのでご安心下さい。

6日より滋賀シェルターに移動を開始しましたが、報道でご存知の方も多数おられますが、現地住民の阻止・妨害を受け搬入がストップになっています。
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車に乗せられたワンちゃんに投光機や懐中電灯で照らしつけ、大声で罵声を浴びせていました。
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車中でブルブルと震えるワンコたちがどんなにか恐怖だったのかを思うと本当に辛く可哀想でなりませんでした。
大阪事務所には深夜にまで電話がなります。
スヤスヤと眠っている子達もいっせいに起きてしまいます。
いったい、この国は何なんだろう・・・
ワンコたちにこの人間の姿がどういうふうに映っているのでしょう・・・
なんと悲しい事なのでしょう・・・

地元住民の方たちとは前もって話し合いが行われていました。
心配されて居る事を説明し、消毒薬の安全性や被毛の処理法などお話してきました。
もちろん、狂犬病予防注射・畜犬登録・混合ワクチンも全頭済ませております。
当日は被毛の事も考え、全頭に服を着させていました。
皆、小型犬ばかりです。

報道もきちんとした説明をしてもらいたいです。
マスコミ各社にばらつきがありますが、ある新聞には「病気の犬を搬入」と書かれています。
これは大きな間違いで「病気だった犬」で現在は一般の家庭で飼われている犬と同じという事なのです。

そして、今回のバリケード封鎖の件においては地元住民の方だけでは無く、お祭り騒ぎに集まったクレーマーが多数いました。
某巨大掲示板で召集が行われ、それで大勢の人が集まったようです。
罵声とヤジの中、私達はこの人たちは動物の事なんか関係ないのだと感じました。
もう一台の車を取り巻いた地元住民の役員である区長代理は車の中を覗き込み「こんな犬、殺してしまえ!!」と暴言を吐きました。
家庭にいる子と同じなのに、何故殺さなければならないの?
赤い血が流れているのでしょうか?
動物愛護後進国である日本にこんな人がいてるのかと思うと本当に恐ろしくなります。

シェルターから300メートル手前で阻止され、長時間に渡り閉じ込められていました。
施設はすぐ目の前にあるのです。
ワンコたちは叫びます。
「どうして?」
「私達は病気じゃない!!」

地元住民の方にご迷惑をかけないように細心の注意を払って飼育していきます。
問題である事には積極的に検討を重ね、対処していく気持ちでいます。
私達が保護している犬は全て、人間によって不幸な環境下に落としいれられた子達ばかりです。
短い犬生の中、笑顔で走りまわれる時間をどうか早く与えてあげて下さい。

ご理解とご協力を願う気持ちでいっぱいです。
2007/10/07(日) 00:00:00 | 未分類 | Trackback(-) | Comment(-)
あれから1年・・・
広島DPに行政・警察が立ち入りし施設内全てが明らかになって今日で1年です。
昨年の9月26日朝4時にスタッフは集合し広島に向けて走りました。
広島動物管理センターに最初に向かい、長時間の話の末、警察も入り現場の重いドアは開かれたのです。

長い長い一日でした。
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トラック・ワンボックス数台にワンコを乗せ大阪に戻ったのは深夜1時をまわっていました。

そして、ラフコリーの「ロム」の1周忌でもあります。
長年耐え抜いて来た力も尽き、お星様になってしまいました。
まだ若い歯でしたが、外見は老犬のようで、やせ細り爪は伸び放題でまっすぐ立つ事すら出来ませんでした。
頬が扱け、毛は抜け落ちあちこちに床ずれができていました。
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ロムちゃん・・・苦しかったよね・・・
でも、もうきっと生れ変わって来ているね。
今は暖かな家族の愛を一心に受けているでしょう。

先日、広島DP責任者が不起訴になりました。
こんな姿になって死んでいった子は何百といます。
これでも罪にはならない???
日本の法律はいったいどうなってる???
積極的な虐待ではないとの事。
積極的とはどういうことなのか?

そして、昨年の26日ロムと同じ車で大阪入りしたゴールデン「ティム」は今、私の横で寝息をたてて休んでいます。
毎日、ゆっくりと時間が流れています。
推定12歳の老犬ティム。
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マイペースでのんびり屋さん。
でもでも気に入らないとウゥゥ〜と威嚇する元気もあります。
目は真っ白になってきましたが、食欲も旺盛。
後足がガクガクして車にもここ数ヶ月飛び乗る事が出来なくなりました。
足をかけてこちらを振り向いて「すいませんが、ちょっと押してもらえませんか・・・」って目で訴えます。
車が大好きです。
お出掛けも大好きです。
滋賀へ行くときは窓からずっと外を眺めています。
滋賀へ行くと、フラフラと一人探索しながら30分は歩いています。

ティム・・・ロムの分まで頑張って生きようね。
ロムも本当は生きていたかったけど、力尽きてしまったね。

ロム・・・残していった寿命をティムにあげてほしい。
ティムは頑張っているよ。

里親様宅に迎えられたワンちゃんからもメールを頂いております。
この場をかりてお礼申し上げます。
長かったような短かかったような1年と皆様書いておられます。
そして我が家に来てくれて本当に有難うとおっしゃって頂いています。
この言葉が何より愛情を受けて幸せだと言う証拠です。

本当に有難うございます。
2007/09/26(水) 00:00:00 | 未分類 | Trackback(-) | Comment(-)
シェルター建設の説明会について
滋賀シェルター稼動で反対運動がおこり、高島市が仲裁に入り19日説明会が開かれました。
団体からはスタッフ6名が参加しました。
集会所へは地元以外の方も集まり200名近く参加されていました。

私達はやっと話を聞いてもらえるんだと質疑応答方式をとられると思っていましたが、席に着いたとたんに罵声と野次が飛んできました。
これは話を聞いてもらえるんだろうか?
不安に思いましたが、代表からまず活動の趣旨をお話しました。

それから住民からの不安に思っている点を伺うのですが、大きな誤解をされているように思いました。
ある方は広島ドックパークでの訴訟の件や広島・ブルセラ・疥癬症などは全て演出により作られたレスキューであったと・・・
絶句でした。
どこからの情報でしょうか?とお尋ねしますとやはりネットやマスコミからでした。
現場に参加している方なら判るのですが、TVやパソコンだけでは全く正確な情報は収集できません。
恐ろしい世の中になりました。
確かにインターネットは便利な道具です。
広島県警に出向いた際も刑事が言っていました。
2ちゃんねるは本当に潰さないと駄目だと・・・
私達は見ることは無いのですが、トイレの落書き以下だと思います。

演出されたレスキューと言われた際も正直腹が立ちました。
あなたは現場を見ましたか? 現場に入った人たちの苦労がわかるんでしょうか!!
糞尿だらけになって汗だくでワンコの世話をしました。
精神面でも大変辛い現場でした。

ブルセラの際は真冬でした。
疥癬症の際は真夏で滝のような汗が流れる中、感染防止の為、レインコート、ゴム手袋、長靴、マスクを着込んでいました。
熱中症で気分が悪くなる人も続出した猛暑でした。
噂やネット情報のみで断言するような意見をいわれるのはあまりにも大人げないです。

人間が犯した罪に手を差し伸べるのも人間しかいません。
何の罪もない動物達が犠牲になっているのです。

次回、もう一度説明会を行うようになりました。

何名かの方の不安点ですが、

*犬の毛が近所に飛び散る
犬は年に2回の換毛期が訪れます。(人間で言う衣替えの時期です)換毛期が無い犬種もあります。
常日頃のブラッシングを行っていますので通常はあまり毛が落ちません。
換毛期の際はブラシをし、洋服を着せる事によって毛は服の中に落ちます。
手入れ次第で被毛の抜け落ちは全く違います。

*病気の犬が来る
まず、ブルセラ感染症陽性犬の犬達は可哀想な事に大阪府によって、全て殺処分されました。
陰性の子達は全て一般の家庭に迎えられました。
現在、当団体で保護しているブルセラ感染犬はいません。
疥癬症については本日、朝日放送のムーブを見ましたが、あれでは完治するまで1年の治療を要するように聞こえました。
あの教授が言っていたのは隔離をしない集団での治療であり、それを完治するのは難しいでしょう。
同じ所で多頭飼育すれば、1頭が治っても感染している子と接触すればまた感染します。
当団体で保護した子達は全て1頭ずつ隔離し、治療しておりました。
完治の証明が出るまでは使用した物は全て処分しておりました。
1頭ずつ隔離管理し、週1回の注射を行い、薬浴にほぼ毎日入れており、現在は被毛も綺麗に揃ってきております。
感染していれば当然、痒さから掻き毟っていますが、そのような行動をしておりません。
1頭ずつの検査でヒゼンダニは検出されておりませんが、薬浴は続行しております。
管理の仕方が違うのです。

住民の方が一番不安に思ってらっしゃる件で少し書かせて頂きました。

後日、もう一度、話し合いの場を持ちますが、私達は不安とされる問題を全てご説明させて頂きます、ご理解を頂ければと思います。

同じ命なのです。
小さな物言えぬ子達をどうか助けてあげて欲しいと願います。
2007/09/23(日) 23:17:58 | 未分類 | Trackback(-) | Comment(-)
広島から1年が過ぎて・・・
広島ドックパーク崩壊事件から1年が過ぎました。
短かったような・・・長かったような・・・
色んな事がありました。
ネット社会での根拠の無い誹謗・中傷で随分と沢山の人が辛い目をしました。
名前も名乗らないし、顔も見えなければ何を書いてもいいのでしょうか!!!
言論の自由はあくまでも人を傷つけないと言う事が前提です。
まぁ、それを100%信じてしまう人にも問題はありますが・・・
火の無い所から煙は立たないとも言いますが、今は火の無い所でも放火されるという感じですね。
AAがマスコミなどによってあまりにも世間に有名になったせいかもしれません。
今までセンターからワンコを出している時はこんな事はありませんでした。
「出る杭は打たれる」と誰かが言っていました。

どこまでもひつこいA放送局。
またまた滋賀に来ていました。
「お願いだからもぅいいでしょう・・・そっとしておいてほしい」とお願いしました。
あなたたちのせいで一番犠牲になっているのは犬なんです。
動物愛護の足を引っ張っているのはマスコミ。
視聴率さえ稼げれば何をしてもいいのですか?
レンズに移る犬の目に涙が見えませんか???

イライラしている時、一通のFAXが来ていました。
昨年の9月17日広島から1陣で大阪入りした子からでした。
とっても穏やかな気持ちにならせてくれました。
そして、何があっても頑張ろうと強く思いました。

「決して忘れる事のないあの日の光・・・
 あの日初めて見た優しい顔・・・
 あの日初めて頑張れ!!生きろ!!と言ってくれたあの声・・・
 
 ず〜とず〜とボクは忘れない!!
 ボクの瞳、心に焼き付いた。
 だから、ボクは頑張れた!!
 本当にありがと〜う!!
 いつまでも・・・
 いつまでも・・・
 忘れないからね!!
 また、ボクに会いに来てね!!」

とっても嬉しかったです。
胸が熱くなりました。
あの日私達もあなたと出会い、何が何でも守らなければ!!とスタッフ達は決意しました。
絶対生かさなければ・・・そして、あなたのママは遠くであなたを夢見ながらずっと待ってくれていました。
運命の出会いでした。
このおうちに行くのが決まっていたのに、変な所に捕まっちゃったよね・・・

今年の夏、私はこの子と再会しました。
ご挨拶に来てくれました。
私は涙でこの子の顔がはっきりと見えませんでした。
キラキラした目が全てを物語っていました。
ご家族からの大きな愛情が変えたのです。

本当に有難う・・・
また会える日を楽しみにしています。


私達の活動が終わる日はまだまだ来ないでしょう。
動物愛護法がもっともっと変わらなければなりません。
2007/09/21(金) 22:13:04 | 未分類 | Trackback(-) | Comment(-)
滋賀シェルター準備
金曜から滋賀シェルターに入りました。
デールとライブが一番乗りしました。
ドックランで遊ぶ子達が見れる場所に飾っています。
一緒に走ってくれるでしょう。
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工事も90%完成しワンコ達を迎え入れる為に掃除掃除の毎日です。
皆、汗と泥と埃にまみれ黙々と作業して下さっています。
全てが肉労で時間が経つにつれ口数が少なくなっていきます。
それだけ疲労が増すほどの重労働です。
ドックランの草刈も大変です。
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刈る人→集める人→一輪車で捨てに行く人と流れ作業。
工事に使った鉄パイプの残骸の処理。
1本20キロはあります。
男女問わずに運び出します。
ほんとにしんどい・・・と言う言葉しか見つかりませんが、皆ワンコの為に頑張って下さいました。
広島県・奈良県・京都府・滋賀県・岐阜県からも応援に来て下さっています。
沢山の方が参加して下さっています。
始発の新幹線で来て下さって最終までお手伝いして下さいました。
本当に本当に感謝です。

わんこ達をのびのびと暮させてあげる為にどうすればいいのか?
犬舎の配置や遊び場を徹底的に綺麗にしていっております。
昨日草刈りをした跡は早朝からわんこ達のドックランの土の点検をしました。
老犬達の為に段差をうめていきます。

いよいよ移動日が近づいて私達も必死で現場で作業をしております。
ワンコ達には楽しい楽しい自由の世界が待っています。
綺麗な空気・草の匂い・沢山の自然・広い運動場・土のにおい・・・
大阪事務所では全く無いものばかりです。
シェルターで走り回ってる姿を想像するだけでワクワクします。

待っている子達が沢山居ます。
人間から裏切られ、泣いている子達のために私達は前進するしかないのです。

ある方がおっしゃってくれました。
此処はキラキラと光を放っている所。
キラキラした気持ちを持つ人だけが集まって来る所。
光は集まる・・・
逆にそういう気持ちを持っていない人は眩しくて近寄れないとおっしゃいました。
ワン子達のキラキラした瞳に集まって下さる心優しい天使達が集まる所なのですね。

先進国である国のなかで日本だけが動物愛護に全く関心がない国。
戦争も無く人間にとってとても暮らしやすい国ですが、動物たちにとっては日本は世界で一番暮らしにくい国だと言っても過言ではありません。

物言えぬ子達は必死の目で訴えてきます。
「助けて・・・」の言葉が聞こえます。
何があっても私達はこの子達のために頑張ります!!

約20名くらいが宿泊できます。
琵琶湖が一望できる綺麗な場所です。
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多くの方のボランティアの参加をお待ちしております。
2007/09/18(火) 00:00:00 | 未分類 | Trackback(-) | Comment(-)
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